夢を見た。
北の知らない街。
TとSの家に、J同伴でお泊まり。
鉄道が立体式で、やたら高いところを走るトライレールだ。
バッタのような足がついており、アクロバティックな動きをスムースに行う。
夜中に一人で冒険に行く。
御花畑駅が終点。降りてみると、意外にも小さな漁師町だった。
石積みの防波堤ぞいに鳩使いのフランス人ジプシーが屯している。
ぐるりと公園を回って酔っ払いがベースを弾くガード下の路地を通って駅に戻り引き返す。
ところが降りる駅の名前がうろ覚え。行きはウトウトしてたから時間の感覚は無い。確か三文字で大何とかなんとかだったよな。大浮橋かな?兎に角見てりゃわかるだろう。
見覚えある駅で降りてすぐにSの家。
眠くなったので4人でごろね。旦那は白バイ隊員のカッコで、ヘルメットにスカイブルーのつなぎ。Sは顔がわからないので、時によりいろいろと顔が変わる。
夜明けにみんな起きて、今度は全員で御花畑駅へ。
追体験しようとするが、Jは勝手に小さな店へ、入っていく。
裏手で待っていると、どうもネットの知り合いらしく、談笑している声が聞こえる。その後、まだ薄暗い浜沿いを歩くのだが、フランス語を話すジプシーは見当たらず、夜明けを迎える。俺は、まぁいいや。やれやれ。と呟く。